小学生時代、学級演奏会は六年連続カスタネット担当。なんか惜しいぜ、押居A太です。
こないだ、会社のエアギター大会で優勝してしまいました。
ボク、褒められて伸びるタイプなんです。
才能っていうのかな。薄々気づいていたけれど、花開いちゃったみたい。
ちなみに準優勝は後輩のエビス君。
本気でデビューを目指していたこともある元バンドマンです。
「オレ、武道館に足向けて眠れないっス」。エビス君はまだ夢の途中なのだ。
そんな彼が最近引越したマンションは、防音仕様のワンルーム。
同じマンションには音大生やプロのミュージシャンが住んでいるんだそうで、男性住人の無精髭率がやや高め。
「フツーに音楽を聞くときもまわりを気にしなくていいから、この環境、音楽好きには最高っスね」。
そこに引越す前はアパート住まい。
もちろん大きな音を出すことはできないし、夜の練習は苦情のもと。
「満月の夜こそ、オレのインスピレーションがマックスになるんスけど…」。
というワケで、夜はとりあえずエアギターだったのか…、ロックな感じがしないよね。
いつしか酒に溺れ、身はやつれ、音楽なしでは生きていけない、と気づいたのだそう。
「ショージキ、家賃は高めですけど、音楽がないよりましっス…。分かりまス?」。
そんなロックなエビス君の部屋に、いま楽器はない…。
引越し費用を手に入れるために手放してしまったのだそう。…そのエピソード残念すぎ?
「先輩、いやAちゃん!オレ、もっとガンバって楽器を取り戻すつもりっス。
そして、いつしかこの部屋でガンガン弾くのが夢っス」。おー、そのイキだ。成り上がれエビス君!