二十五年前からルービックキューブに挑戦中。なんか惜しいぜ、押居A太です。
会社の後輩社員、橋下くんは自他ともに認めるアイデアマン。
数々のピンチを独自の発想とひらめきで軽々と乗り越えてきた強者。
いや、クセ者です。
橋下くんのアパートは、ほぼ正三角形という変形間取り。
おじゃましまーす、ガチャリ。
うっ…、玄関を開けた瞬間、今日もクラッとくるね。この変形っぷり。
遊園地のマジックルームみたい。「ですよね。変形って楽しいですよね」。
いや褒めてるつもりじゃないんだけど…。
「そのうえ、比較的安いんですよ。駅に近いうえに安い。広いうえに安い。こんな好条件なのに、なんでみんな敬遠するのかな?
不思議ですよね」。
…この間取り自体、かなり不思議な形だし、好んでここに住んでる橋下くんはもっと不思議だよ。
そんなワケで橋下くんは今まで“変形間取り”にしか住んだことがないのだそうです。
「コの字型、くの字型…。最近では“!”の字型」。なにそれ?「バストイレだけが別棟にあるんです。さすがに苦戦しましたね」。
いずれにせよ、無理して住んでるわけでもなく、むしろオシャレな雰囲気さえ漂う橋下くんの部屋。
「拾ってきた」というレトロフューチャーなインテリアをうまく使いながら、三角形の“かどっこ”には自作のシェルフがぴたりとハマり、デッドスペースを活かしたり…、天才的。
もはやこれ、自作デザイナーズ物件。
ところで、天井の高い家には大物が育つといいますが、変形間取りの部屋には?橋下くんのようなアイデアマンが育つのかもしれません。